「ギンダラプソディー」

顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目カジカ亜目ギンダラ科ギンダラ属。長い。良くわからない。それが「ギンダラ」。漢字では「銀鱈」。見た目から「たら」と言われているが、実は「たら」じゃない。ホッケやアイナメに近い。ザクとグフみたいな関係。いや、ズゴックとゴッグのような。内村光良と宮川一郎太のような。ザキヤマさんとバービーのような。

暗い過去からの逆転劇

日本では北海道や三陸沖で獲れる「ギンダラ」さん。昔は真鱈の変わりとして鍋や煮物用として活躍。意外な事にしっかりした下積み経験がある。また、その頃は脂っぽいという理由で嫌われ、値段も安かった。ところが近年は脂っこい物大好きな人間が増えたことから、値段が高騰。かつて江戸の世で捨てられていたトロや、近年の出川哲朗のようなサクセスストーリー。最近ではちょっと、お値段が高すぎて簡単に買う訳にはいかなくなってしまった感もある。またアラスカ、カナダなどでは養殖に成功、刺身という新しい用途も…。たしかにギンダラの刺身は食べた事がない。これはちょっと嬉しいニュースだ。

栄華極まり 今が旬ぞ

そもそも魚の旬ってなんぞや?いつでもいるじゃん魚。って一度は考えた事ない?まぁ、わかっているとは思うが、簡単に言うと「一番美味しく食べる事のできる時期」って事でほぼ間違い無いと思う。そんな人間都合の旬じゃあ、そのボーナスタイムは何時なりやすいか?いつが一番美味いのか?そりゃやっぱり産卵前。産卵前は子を残すために体に脂質やアミノ酸を溜込み、身もふっくら。その産卵のために、子供達のために溜め込んだ「エネルギー」を「未来へ希望」を美味しいからって理由で人間はいただく訳だ。ちゃんと「いただきます」「ごちそうさまでした」を言いましょう。

そうです 旬なんです

そんなこんなで「ギンダラ」の産卵期は冬。秋から冬にかけてがたくさんのエネルギーを溜め込む時期。だからこの季節「ギンダラ」が美味い!!さらに、「ギンダラ」は、美味しいってのはもちろんの事、ビタミンAが豊富で栄養素も高い。ビタミンAの多さはウナギもビックリするほど。そんなビタミンAは抵抗力を高める効果があり、ちょっとした病気の予防に最適って訳で、【美味しい・健康に良い・過去の苦労を知っているからなんか応援したくなる】の三拍子揃ったステキな魚なんです。

ギンダラを見極める

まずはもうデカさ。そりゃデカいほど栄養溜め込んでいた訳。厚い、長いは良いって事。でもさ、やっぱりちょっと油が気になる。って人はいるよね。自分は良いけど、子供にはちょっと…。油ものが最近苦手…。でも食べたい…。そんな方には「尻尾付近」がオススメ。当たり前の事だが、腹回りより油分は少ないよね。よく動くし。

後はもう

煮るなり、焼くなり。好きにすれば良い。でもやっぱり焼きかなぁ。焼いても身が固くならないし。染み込みやすいから漬け焼きに最適。嗚呼、「ギンダラ」食べたいなぁ…。居酒屋でも通常メニューとして置いている所が少ないから、探すのはなかなか大変ですよね。


そこで、耳寄りな情報。
ひふ美」さんで最近食べれるらしい。しかも「肉厚なギンダラ」。「なまこ刺し」もオススメとか(2019.12.09現在の情報)。この「なまこ」も冬が旬。今が美味い季節。カウンターのみの隠れ家的お店なので、満席だったり品切れは覚悟して欲しい。



函館おふくろの味 ひふ美
函館市本町4番25号五番街ビル1階
TEL.090-9384-7452



食べたーい「ギンダラ」。と思ったら、是非。少なくとも私は食べたい。